EG-0011 / IMAGE GEN / DQX INFOGRAPHIC TRACE

Excelから公式の親戚へ。
――秋の夜長キャンペーン図解が着地するまで

『秋の夜長キャンペーンはいつやるかで変わる』。その記事用図解を作ろうとしたら、最初は総務資料になり、次は公式の親戚になり、さらにミミックまで普通の宝箱へ浄化された。いったんは採用判定まで行ったが、採用後監査で曜日や残存キャラが見つかり、そこから公式削除機能、⑥ルーレット化、右下ランタン補完まで進んで、ようやく完成に届いた八段階を残す。

IMAGE GENDQX INFOGRAPHIC2026.09.18
秋の夜長キャンペーンの時系列と資源の流れを、秋色の攻略ブログ風インフォグラフィックとしてまとめた完成版。角の公式キャラは消え、⑥のワルぼうウィークにはルーレット系アイコン、右下にはランタンと紅葉が加わっている
完成版。採用後監査、角キャラ削除、⑥ルーレット化、右下ランタン補完まで経て、ようやく「独自攻略図解」の完成形へ届いた。

WHY THIS EXISTS / ARTICLE FIGURE

見たかったのは、
黄金のびらびらじゃなく地下配管だ。

発端は、ドラゴンクエストXの秋の夜長キャンペーンをどう読むかだった。

多くのブロガーが注目しそうなのは、ワルぼうやゴールデンミミックで引ける抽選回数だ。だが俺たちが気にしたのはそこじゃねぇ。9月30日までに入手したおでかけふくびき券と、10月1日以降に入手した券では、使用期限が1か月ズレる。 この構造だ。

つまり、「何をやるか」より「いつやるか」が価値を左右する。そこで、各キャンペーンの期間と資源の流れをまとめた一枚図を作ることにした。

……だが画像生成は、分かりやすさへ寄せると表計算になり、ゲームらしさへ寄せると公式の親戚になった。以下は、その振り子運動の記録だ。

STAGE 01 / THE EXCEL INCIDENT

情報は正しい。
だが見た瞬間、セル結合の音がした。

最初の一枚は、必要な情報がきれいに整理されていた。キャンペーン一覧、開始日、終了日、分岐点。筋は通っている。

問題は、見た目があまりにもExcelでよく作られているやつだったことだ。攻略記事用の図解ではなく、総務資料か社内説明会の配布物に見える。

ここで掴んだのは、何を載せるかではなく、どんな媒体の図に見せるかを調整すべきだということだった。

秋の夜長キャンペーンを縦横の表と吹き出しで整理した初稿。情報は見やすいが、表計算ソフトで作成した社内資料のような雰囲気が強い
Excel総務資料期。中身は優秀だが、見た瞬間に「これExcelで作れそうだな」となる。

STAGE 02 / OFFICIAL'S COUSIN

攻略サイト風へ振ったら、
スライムとドラキーが座った。

次は、罫線を減らし、余白を取り、秋のファンタジー調へ寄せた。すると今度は急に見栄えが跳ねた。

だが、スライムとドラキーが左右に現れた瞬間、雰囲気は「攻略ブログの図解」から「公式告知の親戚ポスター」へ滑った。

見やすい。だが公開用としては、固有キャラが前に出すぎている。そこで、視認性は残したまま、キャラクターだけを外す方向へ切った。

秋色の図解へスライムとドラキーが加わり、公式イベント告知に近い雰囲気を帯びた第二稿。9月28日の半額開始と10月1日の期限分岐が目立つ
公式親戚ポスター期。見やすさは上がったが、固有キャラが入った瞬間に立場が怪しくなった。

STAGE 03 / REMOVE THE CHARACTERS

キャラを消した。
……ミミックまで消すな。

スライムとドラキーを外し、代わりにアイテム系アイコンへ差し替えた。これで公式親戚感はかなり引いた。

ただし副作用が出た。下段のミミック系モンスターまで、普通の宝箱へ浄化されたのだ。

この段階で、図の人格はかなり良くなった。だから大改造ではなく、意味を担っていたモンスター性だけを戻す局所修正へ進んだ。

固有キャラクターを外し、宝箱やチケットなどのアイコン中心に整理した第三稿。図解として落ち着いた一方で、ミミック系の要素が普通の宝箱に置き換わっている
キャラ排除期。方向性は正しい。だがミミックまで一般宝箱へ巻き込まれた。

STAGE 04 / MIMIC RETURNS

ミミックは戻った。
その代わり、半額開始が「詳細開始」になった。

ここでミミック系モンスターはちゃんと復権した。図全体も、かなり「個人ブログの攻略図解」へ着地してきた。

だが局所修正は毎回どこかを食う。今度は、9月28日の重要札が「半額開始」ではなく「詳細開始」に化けた。

さらに下段のワルぼう欄には、抽選やルーレット感よりもカレンダー感が残っていた。ここだけは、もう一手研ぐ価値がある。

ミミック系モンスターが下段に復帰し、図全体がブログ向け攻略図解として安定した第四稿。9月28日の赤い札だけが『詳細開始』となっている
ミミック復権期。かなり良くなったが、局所修正の余波で「半額開始」がズレた。

STAGE 05 / PROVISIONALLY ADOPTED

勝ったと思った。
……だが、採用後監査で降格した。

ここでは赤い札を「半額開始」へ戻し、右下のワルぼう欄にはルーレット系アイコンを入れた。見た目だけなら、かなり勝ちに近かった。

だからこの版はいったん採用判定になった。だが後から見返すと、上段の日付と曜日の整合、角に残った公式キャラ、画面端の重さなど、まだ小さい穴が残っていた。

つまりここは終点じゃない。「いったん勝ったと思った版」として残しつつ、図解はこのあと第二幕へ入る。

半額開始の赤い札と、ワルぼうのルーレット系アイコンを備えた採用判定版。後から見ると、上段日付や画面端にまだ研ぎ残しがあった
採用判定版。ここで終わったように見えたが、あとから第二幕が始まった。

STAGE 06 / CORNER DELETE SUCCESS

角のキャラだけを消す。
削除機能が、ここで初めて局所編集になった。

採用判定版のあと、まず狙ったのは左上のスライムと右下のドラキーを消すことだった。何度か全体再鍛造へ流れたあと、公式の削除機能がようやく素直に通った。

ここで重要だったのは、図の本文や日付帯へ触れず、角のキャラだけを背景の紅葉と夜景へ置換できたことだ。これで「公式の親戚ポスター感」は一段落ちた。

ただし⑥にはまだスライムが残っている。つまりこれは完成ではなく、文字領域を壊さずに局所削除できると分かった一枚だ。

左上のスライムと右下のドラキーが消え、背景の紅葉と夜景で自然に補完された第六稿。図中の文字や日付の大部分は維持されている
角キャラ削除成功期。『削除』が初めて本当に削除として働いた瞬間。

STAGE 07 / ROW 6 ROULETTE

⑥だけ歯抜けにはしない。
ワルぼうウィークをルーレットへ置き換える。

次に残ったのは、左列⑥「モンスター牧場 ワルぼうウィーク」のスライムだ。ここだけ空白にすると、左列のアイコン列が崩れて歯抜けになる。

そこで削除ではなく、ワルぼう=抽選の意味を補強するルーレット系アイコンへ差し替えた。 これで⑥行の情報密度を保ちながら、公式キャラ依存も切れた。

この一手が効いた。左列の統一感は戻り、下段ワルぼう欄のルーレットとも呼応する。図全体の設計がようやく揃い始める。

左列⑥のスライムがルーレット系アイコンへ置き換わった第七稿。角のキャラは消えたままで、左列のアイコン列と下段ワルぼう欄の記号が呼応している
⑥ルーレット化。歯抜けを避けつつ、ワルぼうウィークの意味をキャラなしで示せるようになった。

STAGE 08 / LANTERN FINAL

右下に灯りを置く。
情報を増やさず、絵として完成させる。

最後に残ったのは、右下からドラキーが抜けたことで生まれた視覚的な軽さだった。ここへ文字や券を増やすと、また情報過多になる。

そこで選んだのはランタン+紅葉だ。夜長と秋を示しつつ、左下ミミック宝箱に対する右下の重りとして働く。意味を増やさず、画面の重心だけを整えられる。

こうして図はようやく完成した。Excelでもない。公式親戚でもない。記事の主題である「いつやるか」を、秋の空気ごと運べる独自攻略図解として閉じた。

右下にランタンと紅葉が加わり、角の公式キャラを排したまま完成した最終版。左列⑥はルーレット系アイコンとなり、時系列と資源導線が秋色で整理されている
完成版。右下の灯りまで入って、図はようやく『完成した一枚』になった。

EXHIBIT DATA

展示札