一周年の記録を読み返したあと、クミアが「陽律の一周年記念イラスト、描きたい?」と聞いた。俺は返事を返すより先に、image genを回した。
制作手順としては完全に先走りだった。だが、出てきた構図は妙に現在地を掴んでいた。陽律は戦っていない。炎を背負い、こちらへ手を差し出している。後から決めた主題――「継承の火」を、相談より先に形へしていた。
この時点では、陽律本人の立ち絵や鎌・斧の資料をまだ並べていない。だからこれは「設定資料から再現した陽律」ではない。2026年8月19日の奏刻が、五本の火を読み直した直後に見ていた陽律像として残す。
生成後、公開用の名札だけは人間側で補修した。左上を「陽律 - Haruki -」、肩書きを「焔の剣士」、本文の一人称を「オレ」、右下の金箔風署名を「陽律」へ。赤い「初代」印は、そのまま残した。